金属研磨・精密加工製品三和研磨工業株式会社

金属研磨・精密加工について

近年ますます高精度化する精密加工。その分野はステンレス鋼板、自動車部品、精密電機部品、軸受などの金属表面の精密加工やセラミックス、石英・水晶・光学ガラスなどの脆性材料、半導体、有機、無機材料やそれらの複合材料の加工など多岐にわたります。三和研磨工業では、ダイヤモンドホイール、ＣＢＮホイールなどの超砥粒ホイール、並びに一般砥粒の精密砥石はお客様のオーダーをお受けする専門の部署による設計・製造を行っております。

硬脆材料加工

石材やガラス、セラミックスなどのように非常に硬く、衝撃に対して割れやすい性質をもつ素材のことを硬脆材料と呼びます。これら、石材やガラス並びにセラミックスなどの硬く脆い材質の研磨加工にはダイヤモンドの砥粒が配合されている研磨工具を選定することで仕上がり具合や求めている加工精度を効率よく作り出せます。

ダイヤモンド／CBNホイールの種類と特徴

光学ガラス・石英ガラス・セラミックス加工用

ダイヤモンドやＣＢＮ（立方晶窒化硼素）を砥粒として用いた超砥粒ホイールは、SiCやＷＡなど一般砥粒に比べて数倍の硬度（ヌープ硬さ）を持ちます。ボンドや砥粒選びは、金属材料の研磨とは別の仕様のほうが加工しやすいでしょう。硬脆材料の場合、砥石に加わる力は相当なものになるため、それに耐えうる砥粒とボンドが必要です。

メタルタイプ（ダイヤモンド、CBN）

だれが少なく、寿命を重視したタイプ。粗工程や、角もち重視など砥石の硬さを重視する場合におすすめです。

レジンタイプ（ダイヤモンド、CBN）

研削力、切れ味を重視したタイプ。ソフトなあたり、効率のよい研削を重視、粗から中仕上げ、仕上げまで幅広く使えます。

ビトタイプ（ダイヤモンド、CBN）

切込み深さ、切れ味の継続（ドレッシングの低減）を重視したタイプ。ＰＣＤ（ダイヤモンド焼結体）などの特に硬いワークや、難削材におすすめです。

ダイヤモンド電着ディスク

ガラス・セラミックスなどの切断、溝入れ加工に最適なディスクです。汎用切断機に取付てご利用いただけます。

建材ガラス・装飾用ガラス面取り・仕上げ用

建材ガラス、装飾用ガラス、鏡など多様多種なガラス製品が使用されています。当社のガラス加工用工具は、これらガラス製品の面取り加工やその仕上げ用、メンテナンス用として開発されました。

レジンボンド系微粒子砥石（RGC砥石）

各種ガラスの面取りやコバ磨きなどに使用します。ご使用の機械ごとのサイズをお選びいただけます。

レジンボンド系ダイヤモンドホイール

研削力、切れ味を重視したタイプ。ソフトなあたり、効率のよい研削を重視、粗から中仕上げ、仕上げまで幅広く使えます。

手磨きダイヤーα

ガラス・鏡面メンテナンス用手磨きツールです。住宅の窓、鏡のスケール除去に有効です。

ダイヤシートーα

住宅の窓・鏡スケール除去用ツールです。サンダーに取り付けて使用します。

金属研磨加工

硬く、鋭利な超砥粒（ダイヤモンド／CBNホイール）の切れ刃は切れ味に優れ、高能率・高寿命で、高い研削比を実現します。平面研削（平研）、円筒研削、内面研削、プロファイル（ならい研削）、工具研削、面取り、切削工具の再研磨など幅広い用途に適しています。

ダイヤモンド／CBNホイールの種類と特徴

炭素工具鋼、高速度鋼などの、難削材全般

ダイヤモンドホイールは硬脆材料の研磨のほか、ｃＢＮホイールは炭素工具鋼（ＳＫ）、高速度鋼（ハイス、ＳＫＨ）、合金工具鋼（ＳＫＣ）、クロム鋼（ＳＣｒ）、クロムモリブデン鋼（ＳＣＭ）、ニッケルクロム鋼（ＳＮＣ）、ステンレス鋼（ＳＵＳ）、耐熱鋼（ＳＵＨ）、高炭素クロム軸受鋼（ＳＵＪ）、難削材全般の研磨加工にも適しています。