三和研磨工業-あらゆるフィールドに表面価値創造で新たな可能性を

テーマ18「研磨技術キーワード1」

home > 石材研磨の基礎知識 > テーマ18「研磨技術キーワード1」

【ダイヤ】だいや(図1)

研磨工具で言う「ダイヤ」とは、高温高圧合成などにより作られる人工ダイヤモンドのことで、宝飾用の天然ダイヤとは価格も見た目も大きく異なる。
人工ダイヤモンドは粉末状で、目的とする粒度に粗さを選別し原料に配合する。研磨工具の主たる働き(削る、磨く)をする、まさに核の部分であり、現代の石材加工にとってなくてはならない研磨材料である。
粉末状とはいえ、重さは「カラット」で表されている。
→一般砥粒
ダイヤに対してアルミナ質砥粒や炭化珪素質砥粒のことをこう呼ぶ。一般的に人造砥石と呼ばれるものの多くがこの砥粒を使ったもので、安価ではあるがダイヤよりも仕事量は減少する。

【ボンド】ぼんど(図2)

一般的に接着剤として理解されることが多いが、ここでは「結合材」としての意味合いを表す。
石材用研磨工具には砥粒(ダイヤなど)がなくては石を磨くことはできないが、砥粒だけでは固まらないので、ボンド(結合材)に砥粒を混ぜて、固める(結合)ことで研磨用のチップ(刃)を作る。
ボンドは研磨性能に大きく影響するので、工具メーカーは配合に工夫を凝らしている。
石材用研磨工具のボンドには大きく分けて次の3種類がある。

[メタル](図3)

金属粉末のボンド。ブロンズや、コバルト、鉄などの金属粉末にダイヤ砥粒を混ぜ、焼き固めたもの。特徴は、非常に結合力が強いので、粒の粗い(粒径の大きい)砥粒や、研磨時に深く切り込んだりするのに適しているため、粗めの工具に多く使われている。

[レジン・レジ](図4)

合成樹脂のボンド。樹脂の粉末に砥粒を混ぜ、金型に入れて熱と圧力を加え成型する。
砥粒は主にダイヤが使われるが、一般砥粒を用いるケースもある。
レジンボンドの特徴は成型後のチップに弾性があり、研磨時、石に当たっている砥粒が多少の上下をするため砥粒の高さが揃いやすく、細かな仕上げ面を作るのに適している。

[ビトリファイド・ビト]

陶磁器に使われる原料に、砥粒を混ぜ、1300度前後の高温で焼き固めたもの。
砥粒は一般砥粒(GCなど)を使うことが多く、ダイヤ工具に比べると仕事量は低い。
主には面取りや面積の小さな部位の研磨に使われることが多い。

【チップ】ちっぷ

研磨工具の刃先の事で、メタルやレジンのボンドで固められている。
石材研磨工具の多くは、このチップを基盤にいくつか貼り合わせ、使用する形態になっている。
基盤に貼るチップ数は、多く貼れば良く切れるかというと必ずしもそうではなく、研磨時にかかる圧力や、基盤の面積、砥粒の仕事量などが考慮された上で、適正なチップ数、配列が決定される。

【基盤】きばん(図5)

研磨工具の土台になる部分で、素材はアルミ板、ベーク板、鋳物板などがある。
基盤の上面には、研磨機械のボスや防振ゴムを取り付けるためのネジ穴が開いており、研磨機械メーカーの取り付け規格に対応できるようになっている。
研磨工具の寸法は、この基盤の直径を指す。

【粒度】りゅうど

研磨工具が仕上げる事の出来る「目」のこと。
「目」は研磨工具に入っている「砥粒」の大きさで決定される。砥粒が大きければ目は粗くなり、小さければ目は細かくなる。通常、石材研磨はいくつかの工程を経て面が細かく仕上げられる。粒度=工程と置き換えて考えてもよい。粗い粒度から順々に細かい粒度に工程を進め面の粗さを細かくしていくことで、石面に光沢がもたらされる。基本的には次工程で前工程の傷を取り去るために粒度設計されており、工程を飛ばすと傷が取りきれないため、最終的な光沢の低下や傷が目立つ仕上がりになってしまう。

石材研磨製品
金属・精密加工製品
ガラス研磨分野 石材研磨製品 金属・精密加工製品